《聖マリアンナ医科大学》第2.0版（2023年11月6日作成）

当院では、上記のご病気で入院された患者さんの情報を用いた下記の医学研究を、本学の生命倫理委員会（臨床試験部会）の承認ならびに学長の許可を受けて実施しています。
この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんの個人情報は保護されます。
本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を「８ 問い合わせ窓口」に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。研究に協力されない場合でも不利益な扱いを受けることは一切ございません。

1. 対象となる方

統合失調症もしくはうつ病の診断・治療のため聖マリアンナ医科大学病院神経精神科病棟に入院し、西暦2022年4月1日より2027年1月31日の間に退院された方

2. 研究課題名

研究課題名 精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究
(承認番号：5917)

3. 研究実施機関

聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室・聖マリアンナ医科大学病院神経精神科
研究責任者 聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室・教授 中川敦夫
共同研究機関
国立精神・神経医療研究センター（主幹機関）
研究代表者 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部部長 橋本亮太
※その他の共同研究機関ならびに既存情報の提供機関は末尾に記載

4. 本研究の目的、意義、方法

精神科医療が進歩した現代においても、こころの病気(精神疾患)による患者さんへの苦しみはもちろんのこと、社会生活に及ぼす影響も大きいことが知られています。精神疾患の診断や治療に関する研究が進められ、科学的根拠(エビデンス)に基づく診療ガイドラインも近年作成されてきましたが、まだ十分に実地臨床に反映されていません。
本研究は、精神科医に対して診療ガイドラインの講習を行うことで、ガイドラインの教育効果と科学的根拠(エビデンス)に基づく標準的診療が進められ、合理的な診療が広く行われるのかを調べることを目的に実施されています。この研究は、聖マリアンナ医科大学と代表研究機関の国立精神・神経医療研究センターをはじめとした全国の大学・医療機関と共同で実施されています。
本研究では、診療ガイドライン講習を受講した精神科医の診療ガイドライン理解度や実践度を調査し、精神科医が担当した入院患者の処方内容などの臨床情報を調査します。データは個人情報を排し、代表研究機関である国立精神・神経医療研究センターにパスワードをかけて電子的方法で送付し、集積します。共同研究機関は、国立精神・神経医療研究センターからデータを受け取り、分担して解析します。

5. 協力をお願いする内容

研究目的の臨床情報の利用ならびに他の共同研究機関への提供

• 診療録情報（年齢、性別、診断、重症度の基本情報、処方データ、治療方法、症状データ）

６. 本研究の実施期間

西暦2022年12月20日（研究実施許可日）より2027年3月31日まで

７. 個人情報の保護について

1. 本研究で取り扱う患者さん情報は、個人情報をすべて削除し、第３者にはどなたのものか一切わからない形で使用します。
2. 患者さんの個人情報とその患者さんに新たに付された符号の対照表は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。
3. なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

８. 問い合わせ窓口

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
本研究の対象となる方またはその代理人（ご本人より本研究に関する委任を受けた方など）より、情報の利用や他の研究機関への提供の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合も下記へのご連絡をお願いいたします。

【共同研究機関一覧】

【研究協力機関（既存情報の提供機関）】