研究班の概要

　精神疾患に対する薬物療法は、治療の一翼を担うものの、いまだunmet medical needsがあります。当研究班では、抗精神病薬や抗うつ薬の精神薬理学的研究と分子生化学的研究を土台に、マウスを用いた基礎研究から、合理的薬物療法に資する臨床研究まで、疾患横断的な研究を実施しています。また、統合失調症治療センターとのコラボレーションによる統合失調症の発症予防研究など、疾患特異的な研究も可能です。

私たちが目指しているもの

1. 明日からでも臨床に還元できる研究をモットーに、実臨床に直結したリサーチクエスチョンの解決に取り組んでいます。
2. 基礎研究から臨床研究に橋渡しするトランスレーショナルリサーチを目指し、将来精神疾患に対する合理的な薬物療法の発展に寄与することを目標にしています。

研究紹介

• 統合失調症の発症危険状態に対する発症予防研究
• 統合失調症に対する水素療法の有用性に関する研究
• 持効性注射製剤の適正使用に関する研究