研究班の概要
精神医学は、社会の一員であるヒトの身体に宿る心を扱う分野です。中でも、司法精神医学では、刑法、裁判員法、精神保健福祉法、医療観察法、成年後見制度、道路交通法、高齢者虐待防止法など、精神疾患と関連するあらゆる法律の問題を扱っています。
とくに精神鑑定は臨床精神病理学のスキルの向上にとても役に立ちます。本研究班は、これから鑑定人になりたい医師のトレーニング、また精神鑑定に携わっている医師や公認心理師の研鑽を目的として2022年7月に発足しました。
私たちが目指しているもの
- 私たちは、確かな臨床能力をもとに、社会に貢献することのできる鑑定人の育成を目指しています。
- 精神鑑定に携わることで臨床精神医学のスキルアップを目指します。
研究紹介
精神鑑定のスキルアップを目指す
- 主に刑事事件の被疑者、被告人を対象とした鑑定事例をもとに、診断や犯行に見られる心理、鑑定手法や刑事訴訟法の手続き上の課題などについて精神病理学的観点から検討を行う。
司法精神医学における資料作成とエビデンスの解明を目指す
- 精神鑑定に関する既存の資料の解析
- 精神保健福祉法における措置通報の実態分析
- 高齢ドライバーの自動車運転に関する資料の分析